奈良⇔山形

絵描き、三瀬夏之介の日々諸々。
ゆあみ。
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    山形ビエンナーレの監修を頼んでいる宮本晶朗さんとの濃密な三日間が終わりました。
    借用作品のチェックから、出品アーティストたちとコンセプトや空間イメージの確認に決起集会飲み会、最後は高橋由一の息子、源吉の足跡をたどって終了。

    詳細は2月の公式発表までお待ちください〜

     

     

     

     

     

     

     

    | natsunosuke | 山形 | 16:05 | - | - | - | - |
    日々。
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      こんなにあっという間に過ぎた一年もなかったですね。

       

      年明けの1月から鶴岡アートフォーラムでの展覧会に向けてのワークショップ展示があり、本展覧会は7月に実現しました。

      民俗・博物資料と「東北画は可能か?」の作品を並立に扱うという会場設計は、過去の遺物と現在の問題をつなぎ、作品リソースに留まらず現代的解釈により新たな価値を両者に付与したいという欲望なのだと思います。

      まずは展覧会として実現させるだけでヘトヘトでしたが、多くの経験値を得る日々でした。来年の山形ビエンナーレでさらなる進化型をお見せします。

      ちなみに遅くなってしまった展覧会図録は年明けに刊行予定です。

       

       

       

      4月のKAATでの展示では久しぶりに熱き思いを取り戻した感じ。キュレーター陣、参加アーティストたちと現場合わせで空間を作り上げていくセッション感は劇場という空間だから実現したのだろうし、気の置けない仲間との連日の飲み会が、自主企画展を奈良・京都で連発してた20代の頃を思い起こさせた。8月にKUGURUで開催したグループ展もそのような感覚からもっと気軽に手弁当で展覧会をひらくべきだという思いから。

       

      6月のワタリウム美術館、7月の山形美術館の高橋コレクション展ではパープルームの梅津庸一くん、カオスラウンジの黒瀬陽平くんとのセッション。彼らとは違う方法論ながら同時代としての問題を共有している感覚がある。今後も時に接点を持っていくのだろう。

       

       

       

      6月に行った中国の銀川現代美術館での経験は、今後への勇気と焦りをもらった。

      台湾、中国のキュレーター、アーティストたちと共に空間を作り上げることで、自身のやっていることに対して相対的な視点と自信をもつことができつつ、もっともっと他の国にも自分の作品を代入してみる必要性を感じる。来年はキューバでの展示が控えているがもっと海外での発表を増やしていきたい。

       

      9月には大学院の学外展をアーツ千代田3331で初めて開催した。他大学からここでしかできない研究を求めて多くの人に来て欲しいし、大学院だからこそ挑戦できるプロジェクトをもっと用意していきたい。

      就職率を含めた学生の進路決定はもうこの大学では心配ない。そのスキルを全教員が身につけた今、さらなる作家養成の柱を強化していきたいと奮闘していたら、次年度からは芸術学部長という重責を担うことになった。大学業務も来年が正念場。

       

       

       

       

       

      来年は東北に来て10年目の区切りの年。ちょっとオーバーワークな予定をすでに何件かぶち込んでいますがやりきれるはず。

      いや、やるんだよ。

       

      今年も一年多くの方々のお世話になりました。

      良いお年をお迎えください。

       

      | natsunosuke | 山形 | 20:25 | - | - | - | - |
      octo。
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        青森県立美術館での展覧会が終了しました。

        完成した図録がテキスト、造本も含めて素晴らしいもの。

        列島の南北拡張、根の垂直軸と路の水平軸のよる織物のような場所の読み取り、考古、民俗物への越境など、今後のアートの行き先を暗示するような挑戦にあふれたジャッカドフニに美術館が変貌していました。

         

        裂織り作品「しきおり絵詞」を田中忠三郎の地、青森で展示できたことも大きな出来事でしたね。

        次回は岡本太郎美術館での展覧会に展示されます。

         

        「つくることは生きること 震災 《明日の神話》」展

        2016年10月22日(土)〜2017年1月9日(月・祝)

        @川崎市岡本太郎美術館

         

         

        弾丸青森搬出ツアーに合わせて弘前に寄ってきました。

        地形に変化があって肌理の細かい街並みの弘前はほんと大好き。

        田中屋の2Fでは村上義男の小作品と再会。街と絵の幸せな関係を思う。

         

         

         

        戻るとすぐ鶴岡へ向かう。

        来年の夏に開催予定の「東北画は可能か?」@鶴岡アートフォーラムに向けてのワークショップ。

        鶴岡市民の方々とディスカッションを重ねながら東北を描く。参加者は高校生から元美術教師の80歳代までと様々。

        研究会での語りは民話を聞くようで、こちらが指導というより学ぶことばかり。

        完成がほんとうに楽しみです。

         

         

         

         

        夏の加速がなかなか取れず、頭もパンパンになっているので、紅葉の蔵王山にトレッキングへ。

        僕はもう疲れましたよ。

         

         

        | natsunosuke | 山形 | 19:21 | - | - | - | - |
        お竹。
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          久しぶりのオフは鶴岡羽黒でのんびりと、秋晴れの中での野外制作に全身の力が抜ける。

           

           

           

           

          羽黒山正善院黄金堂の「出羽三山大権現」が御開帳されていました。

           

           

           

          そして今日は「東北画は可能か?@鶴岡アートフォラム」のキックオフ!

          高校一年生から80歳までの鶴岡市民12名と「東北を描く」と題してのワークショップがスタートしました。

          1月にお披露目会、来年の7月の大展覧会で発表予定です。

           

          http://t-artforum.net/2016_h28nendo/host/lecture_ws/touhokuga/index.html

           

           

           

          山へ戻るとウンザリするようなビエンナーレの後処理が…

          お手伝い希望です…

           

          | natsunosuke | 山形 | 23:57 | - | - | - | - |
          仕舞。
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            山形ビエンナーレ・洗心庵での個展「山形の絵-小盆地宇宙-」、東北芸術工科大学での「東北画は可能か?-地方之国構想博物館- -地方之国現代美術展-」市プロジェクト「芸術界隈」、すべて終了しました!

            3つすべてを別場所で、別ベクトルで動かすのはちょっと無理がありましたね。もう身体が動きません。しばし休みます!

             

            ただ、街中にくり出すことによって、これまでみえなかった美術の層というものが見えたし、この場所の可能性、今後本当にやりたいことも確実に掴めました。

            ただ、しばし休みます!

             

            お疲れさまでした!

             

             

             

            | natsunosuke | 山形 | 18:26 | - | - | - | - |
            くるり。
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              怒涛の9月も半ばを過ぎ、飛ばしすぎたのか少し体調を崩しました。

              シトシトと降りしきる雨の中で珍しくぼーっとしております。

               

              洗心庵での個展をどのように構成しようかということは中々難しく、プランは紆余曲折する中、あのような形に落ち着きました。

              まずもって純粋な自身の個展ではなく「山形ビエンナーレ」の1会場であるということが最後まで多くの決断を鈍らせる中、最初から押さえておきたかったポイントは3つ。

               

              ・地理的な条件を探ろう

              ・歴史的な条件を探ろう

              ・それを血肉化した上で作家としてのイメージの飛躍を刻み込もう

               

              山形には「きてけろくん」というおもてなし課長のゆるキャラがいますが、県の形自体が人の横顔をしているという特徴があります。同じような盆地奈良県出身の僕から見ると、県のフォルム自体への愛着というか、イメージの定着が面白いなといつも思ってました。

              ここ最近の「絵画としての旗」の興味から、山形県の郷土愛と旗印の重なりをそのまま具現化してみたらどうなるだろうかという作品がエントランスで皆さんをお迎えします。

              山形県を逆さに見たら、裏から見たら、触ってみたら、新たな感覚が生まれないものか。これは僕の絵画論でもあります。

               

              さらに洗心庵の立地条件を掘り起こしていくと、近くを流れる馬見ヶ崎川との関係が見えてきます。

              その昔、暴れ川として知られていた馬見ヶ崎川は江戸時代初期に山形藩主の鳥居忠政が流路を変更する大工事を行うまでは、洗心庵のすぐ側を流れていました。門を出て右手に進むと現れる大きな交差点は今でも独特の形をしていて、かつての河川の形を思い起こされます。またメイン会場である文翔館のある場所は当時の川上にあたり、河川敷は処刑場だったとも言います。文翔館から洗心庵までの川の流路の痕跡を探しながらのそぞろ歩きもオススメです。

              ちなみに流路変更に伴い設けられた5箇所の取水口である山形五堰は現在も山形の中心街を網目のように流れ、街を潤し続けています。

              市プロジェクト「芸術界隈」が開催されている御殿堰もその一つです。

              こちらをめぐるお散歩もオススメ!

              https://www.city.yamagata-yamagata.lg.jp/shiseijoho/sub14/noson/848c11203144653.html

               

              そういったわけで、会場では舟のイメージが皆さんを誘うようにくるりくるりと回り続けています。

               

               

              続いて歴史的な掘り下げをしている時に衝撃的な新聞記事に出会いました。

              日付は僕の生まれる一年前の昭和47年7月14日の朝日新聞です。国の計画により鶴岡市の七窪地域に原発を作る計画があり立地調査も行われたとのこと。地元の反対運動や宮城県女川町の誘致などにより計画は頓挫しましたが、山形県には原発がないんだという思いは、ほんのすこしの歴史的な決断如何ではどうなっていたか分からないんだと気持ちが大きく揺れました。

              また実際その場所に足を運んで見た衝撃的な光景が今回の個展の強い動機になっています。

               

              「山形の絵 -小盆地宇宙-」と題された旗状の絵は二つの同心円状の円弧によって切断されています。

              一つは鶴岡市七窪地域、もう一つはここ洗心庵のある緑町で、そこからの波紋がある場所でぶつかり合っています。また山形県の鼻先を横切る直線による切断は、僕が使用している和紙のサイズによる物理的な限界により引かれた線。

               

              この美しい自然や文化のグラデーションを持った日本に無機質で暴力的な線が引かれることについて、ここ数年僕たちは現実のこととして目の当たりにしてきました。この場所の存続は自明なものではないというリアリティーはここ東北にいると切実に感じます。

               

               

              会場最奧で立ち上がるのがこの屏風上の作品で、こちらは「小盆地宇宙」と名付け、盆地一般を描いた絵です。

              上記二つの条件を知った上で忘れるという、難作業の上で描かきました。

              ただ思いのまま描くのではない、がしかし現実の諸条件に縛られるのでもない、その間を綱渡りに歩くような制作は本当に難航しましたが、夏のたっぷりとした時間が修行僧のような感覚を僕に与え、多くの偶然を取り込み、覚醒と陶酔の間に完成したものです。

               

              例えば1日12時間以上描くとか、考えられる描画素材という素材を手の届く範囲に用意するとか、寝転ぶとか、引っ掻くとか、絵の上で生活してみるとか、穴をあけてみるとか、たたんでみるとか、絵に絵をかけてみるとか。

              今回、僕が山形県というフォルムを弄り倒したように、この絵とも呼べない何ものかも弄り倒してやりました。

               

              しかし忙しすぎて会場にいれないのが本当に残念です。来週の24日にはトークイベントがあります。この日くらいはこの贅沢な場所でのんびり過ごしたいなぁ。とにかく現在の僕からの「地域アート」への解答です。

               

              それでは雨の日の独り言でした。

               

              ・トークイベント 9月24日(土)13:00-14:30 「洗心庵を読み解く」@洗心庵  三瀬夏之介×井上貴詞(建築家)

              出品作家の日本画家、三瀬夏之介と、山形市緑町在住の建築家、井上貴詞が会場である洗心庵の歴史をひも解きながら作品解説を行います。

               

               

              | natsunosuke | 山形 | 13:43 | - | - | - | - |
              ひらく。
              0

                いまだわけのからない状況ですが、なんとか山形ビエンナーレオープンしました!

                なかなか自身の個展会場である洗心庵にいれないのがもどかしいですが、心静かに内省できる空間になているはずです。

                また市プロジェクト「芸術界隈」も初回を無事に終え、まずまずの成果でした。さらなる修正を加えハッピーな広場を現出させます。

                ぜひ山形まで!

                 

                みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2016

                http://biennale.tuad.ac.jp

                 

                ●「三瀬夏之介個展 山形の絵 -小盆地宇宙-」@山形県緑町庭園文化学習施設 洗心庵

                9月3日(土)〜25日(日)9:00-17:00(5、12、18、19日休館)

                http://www.gakushubunka.jp/senshin-an/

                 

                ・トークイベント 9月24日(土)13:00-14:30 「洗心庵を読み解く」@洗心庵  三瀬夏之介×井上貴詞(建築家)

                出品作家の日本画家、三瀬夏之介と、山形市緑町在住の建築家、井上貴詞が会場である洗心庵の歴史をひも解きながら作品解説を行います。

                 

                ●「東北画は可能か? 地方之国構想博物館/地方之国現代美術展」@東北芸術工科大学芸術実習棟1F 108・109・110

                会期中無休 10:00-17:00

                https://www.facebook.com/touhokuga/

                 

                ・イベント:9月17日(土)13:00〜「東北画は可能か?トーク&ライブ」

                会場:芸術実習棟110教室(地方之国構想博物館 展覧会場)

                出演:三瀬夏之介×出品者 演奏:でんでらでん「東北現代民族音楽」

                「地方之国現代美術展」には三瀬夏之介、鴻崎正武、永岡大輔、長沢明、金子朋樹、後藤拓朗、村上滋郎、財田翔悟、古田和子が出展。

                 

                ●市プロジェクト「芸術界隈」

                https://biennale.tuad.ac.jp/ichi

                開催曜日=9月11、18、25日(各日曜) 10:00〜17:00
                会場=七日町御殿堰緑地 http://gotenzeki.co.jp/

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                | natsunosuke | 山形 | 18:16 | - | - | - | - |
                市神。
                0

                  疾走中です!

                   

                  http://biennale.tuad.ac.jp/news_6.html

                   

                   

                   

                  | natsunosuke | 山形 | 11:46 | - | - | - | - |
                  界隈。
                  0

                    山形ビエンナーレ会期中に開催されるアートの市は「芸術界隈」と名付けられました。

                     

                    美大を卒業して山形に残り、働きながら作り続ける市民作家たちに「作家として10年後この山形がどうなっていて欲しい?」と問いかけたところ、「山形にアートシーンを!」との声が。

                    作る場所、見せる場所、売るひと、買うひと、語る場所、出会う場所。

                    直立する芸術ではなく、その界隈を含めた広がりの場所としての「芸術界隈(アートシーン)」の実現を目指してキックオフです!

                     

                     

                    昨日はその第二回目の市民会議でした。

                    今回の重要な議題は、市の設えと展示什器などのイメージを詰めること。

                    一点ものの美術作品から商品展開まで、アーティストコレクティブを一塊で見せること、作り手と市民のコミュニケーションが生まれる場所などなど。

                    宿題だったプランドローイングを元にしたプレゼンに始まり、現場視察から大まかな方向性がなんとかまとまりました。

                    今後は建築家・井上貴詞さんが僕たちの思いを形にしてくれます。

                     

                    わかりやすい機能のないアート作品を買ってもらえるまでには、作り手と受け取り手の接点のデザインをもっと詰めなくてはいけません。市がたつ風景の見え方も大事です。

                    やりたいこと、その実現までにはまだまだ問題が山積です。

                     

                     

                     

                    そして、参加メンバーのひとり、後藤拓郎くんの作品が我が研究室にやってきました。

                    この一枚の中に、10年後の「芸術界隈」実現のヒントがあるように思うのです。

                     

                     

                    アートの市「芸術界隈」は山形ビエンナーレの会期中の日曜日、七日町御殿堰緑地にて!

                     

                    平成28年度文化庁 大学を活用した文化芸術推進事業
                    『市プロジェクト』

                     

                    ○アートの市『芸術界隈』
                    ディレクション=三瀬夏之介(日本画家/東北芸術工科大学教授)
                    会場=『七日町御殿堰』緑地
                    期日=山形ビエンナーレ期間中 日曜日 
                       2016年9月4,11,18,25日[日]

                     

                    →詳細はこちらまで。

                    | natsunosuke | 山形 | 09:23 | - | - | - | - |
                    山方。
                    0

                      蔵王山に登ってきました!

                      山形ビエンナーレでの展示では千歳山と龍山、蔵王山の関係が裏テーマとなりそうなので、その高さを体感でつかみ取る。

                       

                       

                       

                       

                      姥神さま失礼いたします。

                      前回は気付かなかったけど、傍らに蔵王石を人工的にくり抜いた手水鉢があった。

                      帰り道は熊野岳から古の登山道「祓川コース」を3時間かけて降りてきた。蔵王修験の名残りがそこかしこに。

                       

                       

                       

                       

                       

                      登山の疲れを温泉でとった後には、美味しい庄内のお魚を山形の白ワインでいただく。

                      体感で作品の外堀をジリジリとつめる毎日。

                       

                      | natsunosuke | 山形 | 19:32 | - | - | - | - |
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