奈良⇔山形

絵描き、三瀬夏之介の日々諸々。
行脚。
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    とんでもない一週間でしたが、大きな触発をいくつも受ける素晴らしい一週間でした。

     

    雪の山形から6時間かけて着いた満開の梅の京都では、北野天満宮で宮司さんから貴重な話しを聞いた。

    絶対に見なくてはいけない鬼さんたちと初めてのご対面。会場は刀剣に湧く女の子たちでいっぱい…

    原作者の方ともお会いして、福音館書店との絵本プロジェクトが本格的にスタートした。舞台は平安時代だが、京都に今のこととして残る歴史や地理的条件を身体に叩き込んで一気にいく!

     

     

     

    滞在数時間で東京へ戻る。

    太郎記念館の搬入では赤い壁、黒い床を見た瞬間にいける!と感じた。昭和キャバレー感は意図したものじゃないけどものすごい空気感になってます。あそこに個性の強い20人が…

     

    さて、一路名古屋へ。

     

     

     

    名古屋では愛知県美術館で絵を描いて行こうと決めたきっかけとなったゴッホの「収穫」と再会。この絵のポスターを部屋に貼ってたな。ゴーギャンとナビ派の関係にも惹かれる。

    あの何物でもなかった美術室での初心を思い出し身が引き締まる。


    MAT名古屋ではコレクティブワークの可能性から美術教育までじっくりと話すことができた。地域起こしの担い手から若い作り手、ディープなアートプロパーまで、名古屋の奥深さを知った夜でした。

    なんと2006年に覚王山のギャラリーレイで開催した連続個展「キラキラジェネレーション」のフライヤーを持ってきた方がいて驚いた。あの頃は無我夢中で来るもの拒まず突進してたな。
    呼んでくれた服部浩之くんとはこれからも継続的なプロジェクトが続くので楽しみ。

     

     

     

    東京では岡本太郎記念館の内覧会からド派手、かつ感動的なレセプションでした。太郎、敏子という人間のパワーがまだまだ渦巻いていて、その一端に接続されている感覚に興奮する。

    吉田晋之介くんや梅津庸一くん、オル太、キュンチョメ、サエボーグなど話したかった作家たちが大集合。

    まだ大学一年の参加メンバーはどう思ったかな。作り続けてたらまた会える。

     

    「TARO賞20年 20人の鬼子たち」

    日時:2017年3月12日(日)〜6月18日(日)10:00–18:00

    @岡本太郎記念館(東京・青山)

    http://www.taro-okamoto.or.jp/exhibition/next.html

     

     

     

     

    青山の華やかなアートシーンから、すぐに白鷹の芸術界隈へ。

    山形のニューカマーたちが雪の残る過疎地で荒ぶっております。シーンは意志さえあればどこにでも立ち上がる。

     

    「山形藝術界隈展〇二」@白鷹町文化交流センターあゆーむ
    ayu-m.sgic.cx/item/2131.html

     

     

     

    さて、山で僕はつくる。

    | natsunosuke | 展覧会 | 13:28 | - | - | - | - |
    沈考。
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      東京に、喜多方に、川崎に、鶴岡に、ドタバタと移動の続く毎日です。

      できるだけ秋を感じるために山にも登る。

       

       

       

       

      「東北画は可能か?」が川崎市岡本太郎美術館に展示されています。

      今回は震災以降の表現にスポットを当てたグループショーのため出品作は「方舟計画」と「しきおり絵詞」に絞ったわけだけど、その強いメッセージ性を持つ展覧会に戸惑いも覚える。

       

      「つくることは生きること 震災《明日の神話》」展

      2016年10月22日-2017年1月9日

      @川崎市岡本太郎美術館

      http://www.taromuseum.jp/exhibition/current.html

       

       

      ここ最近、岡本太郎との縁が続く。

      こちらも来年の発表に向けて新しい共同制作チームがスタート。

      コアメンバーは学部の1年生!乞うご期待!

       

       

       

      鶴岡でのワークショップ「東北を描く」もついに最終研究会を終え、あとは完成まで追い込むのみ。

      普段は20歳前後の学生たちと絵画を考えてきた僕にとって、今回は驚きと喜びにあふれてる経験でした。

      まずは1月にお披露目会をして、来年の7月の「東北画は可能か?」の展覧会に並ぶ予定です。

       

      「わたしたちは、わたしたちのかけらをつむぐ」

      「東北画は可能か? -地方之国構想博物館-鶴岡編」プレヴュー展示

      2017年1月22日(日)〜29日(日)@鶴岡アートフォーラム

       

       

      ずっと心待ちにしていたお仕事が動き出したので再び潜ります。

      | natsunosuke | 展覧会 | 11:28 | - | - | - | - |
      金沢→横浜→山形。
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        山形に戻って数日、未だ高ぶりが収まらない。
        これまでの多くが絵画をめぐる展覧会への出品だったが、今回はまったく違う。

        まるで工事現場のようにあちこちで響く設置作業音、多くの人々の動員により生まれる現場とそのアーカイブ、欲望を刺激する映像に音圧、指示書によるプロジェクション、コンセプチャルな方向性に、ISへのアプローチなどなど。
        そんな場所に、もはや絵画とも呼べないぼくの日本の絵が静かに佇む。

        プレイベントのDOMMUNE:七尾旅人さんによるライブが涙が出るほど素晴らしかった。
        数日前につくったという曲は、眼の前で曲作りという制作プロセスを共有したようで、あぁ絵描きと同じことしてるんだなと。

        孤独な絵画という不自由がつくりだすとんでもないイメージは信じつつも、もっともっとメディアを拡張してこそ作り上げることができるものがあるはずだし、そのイメージが脱工業化していく旅人さんの姿に重なって見えた。

        道の奥の廃校での新たなチャレンジのイメージにずっと興奮が続いている。



        そして祭りは始まった。
        北陸新幹線の開通により来館者が1,5倍になったという21世紀美術館の、ゴールデンウィークにお盆という超繁忙期をこの展覧会の会期は抱えている。

        カタログの執筆者もユニークで、総論が内田樹さん、キーワードに上げられた「関係性」を星野太さん、「日常」を北田暁大さん、「メディア」を津田大介さん、「ヴァナキュラー」を福住廉さんが執筆。
        美術に閉じない、開かれたテキストが作り手をあおります。

        http://www.yomiuri.co.jp/local/ishikawa/news/20150425-OYTNT50097.html​



        今回はKIDO Pressで制作した初めての版画作品も展示されています。
        小さなエッチングにはこの絵に仕掛けられた謎のヒントが隠されています。

        ザ・コンテンポラリー1
        われらの時代:ポスト工業化社会の美術
        2015年4月25日(土) -8月30日(日)

        @金沢21世紀美術館
         



        海の幸に美味しい日本酒をかっくらった素晴らしい金沢での日々の後は、横浜へ移動。
        コレクション展に2007、2008年に制作した作品が飾られていて、それにあわせたトークイベント。
        こちらは後ほどアーカイブ映像が公開されるよう。

        イタリアの地下室で、なんの未来の保障もなく描いた2点を久しぶりに眺めていると懐かしさで涙がでそう。
        まさか東北に住むことになるとはね。

        横浜美術館コレクション展
        身体からかんがえる コレクションにみる身体表現 −現代美術を中心に
        2015年3月28日(土)〜5月31日(日)
        開館時間: AM 10:00〜PM 18:00
        @横浜美術館




        帰ってすぐ「東北画は可能か?」のアーカイブブックと東京都美術館での展覧会のミーティング。
        みんな忙しい中、しっかりと思考を深め、手を動かしている。

        ここ最近は、僕の方から「あぁしよう、こうしよう」と言うよりは、「先生ここが抜けてます、もっとこうしたいです」といった状況でほんと頼りになります。もはや学生主体のプロジェクトではありません。
        11月にはこの時代を撃つような展覧会を実現させます!

        「第4回都美セレクション グループ展」






         
        | natsunosuke | 展覧会 | 10:59 | - | - | - | - |
        モノガタリ。
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          昨日はチュートリアルメンバーと山形ビエンナーレの振り返りと忘年会。
          様々なポジションから見える課題と成果を出し合えてよかった。年明けには新規メンバー募集の説明会も開催予定。
          しっかしジェットコースターのような一年だったね。

          http://blog.tuad.ac.jp/gg/?p=632

           

          そして、山形県郷土館文翔館で開催中の「ヤマノカタチノモノガタリ」お勧め!
          東北芸術工科大学文化財保存修復研究センターの五年間の研究成果発表。
          高橋由一の息子、源吉の風景画に東北画を思い、御沢仏では自然の形象化のさらなる可能性を感じ、獅子ヵ口諏訪神社の獅子頭の謎に引き込まれる。
          大正初期の洋風建築と山形地域の文化遺産がなんともいえないマッチングを見せている。
          会場をゆっくりとまわりながら、次回の山形ビエンナーレで見えそうな風景がちらついた。

          「必要とされないものを残しても意味がない」

          けっしてノスタルジックに過去の遺産を愛でるのではない、今に生きるものとして必要とされる民俗知を、さらには新たな意味付けの可能性を、アートを通してひらかれたものとして提示する可能性を夢見た一日でした。

          http://www.tuad.ac.jp/2014/12/43707/

          | natsunosuke | 展覧会 | 20:56 | - | - | - | - |
          霜降。
          0
            たまりにたまった仕事を片付け、喜多方、京都とミーティング行脚の後、身体が動かなくなりしばし寝込んでいました。
            今年の冬は湯治にいこ。

            山形に戻るとビエンナーレでの素敵な風景写真が志鎌康平くんから送られていました。
            透明感のあるイメージがあの頃の空気感を捉えています。

            今回のビエンナーレはまさに「展覧会をつくるためのワークショップ」というのがぴったりときていて、第1回目という前例のなさから、手探りの不安感と新しさに対する充実感に溢れていました。

            この場所は人は優しく、飯は美味い、住みやすい場所には違いないのですが、多くの問題が露出している土地でもあります。とくにフィールドワークを重ねながら作り上げる「東北画は可能か?」を通して眺める地域にはまだまだ手つかずの難問が山積しています。
            ここで地に足着いた芸術祭を開催できたことは僕たちにとって素晴らしい経験となりましたが、ここだけの文脈に閉じることなく、まさに「小盆地宇宙」同士を繋げるネットワークを次の目標にしたいと思います。

            また、今回7Fギャラリー、研究棟ギャラリーでの展示の裏テーマとして「もの」から「こと」へとシフトしていく時代において、あえて「もの」に思いを託し、それを残していく意味を考えるということがありました。
            同時期から開催されている気仙沼リアスアーク美術館の「震災と表現」に展示中のボックスアートと、共同制作の「方舟計画」はパブリックコレクションになります。

            どうしようもない衝動、欲望と、次代に残すべき表象の狭間に揺れ動きながら次の旅に出ます。




















            Photo:Kohei Shikama
            | natsunosuke | 展覧会 | 23:43 | - | - | - | - |
            終幕。
            0


              山形ビエンナーレがついに閉幕してしまいました。
              準備段階から含めると約四ヶ月の濃密な日々。
              総括する間もなく11月には「東北画は可能か?」は喜多方での展示が、自身の個展も東京で開催されます。

              見上げれば秋でした。

               
              | natsunosuke | 展覧会 | 20:32 | - | - | - | - |
              やるんだよ。
              0

                「東北画は可能か?」@東北芸術工科大学研究棟ギャラリーの展示作業が終了しました!
                山形ビエンナーレの初日から3日遅れてスタートするこの展示では、共同制作におけるフィールドワークの様子、多人数での作品作りのプロセスなど、まるで本制作の攻略本のような趣き。

                さらに、チュートリアルリーダーの僕と鴻崎さんの屏風作品、ピックアップメンバーの渡辺綾、大野菜々子の作品展示もあり。

                こちらを見て理解を含めてから7Fギャラリーへ行くもよし、7Fギャラリーを見てから謎解きのようにこちらに来るもよし。お互いに補完的な関係にある空間です。
                 

                そして難しい7Fギャラリーの展示を経験したメンバーたちの展示スキルが一気に上がってることを実感。

                たった一日でこの物量の展示をこなしました。

                芸術研究棟の場所がよくわからない方は本館1Fにあるインフォメーションでお聞きください。

                ようやくすべての展示作業が終了しました。ここから多くの方々と語り合うことでこの空間は完成します。
                ぜひ東北芸術工科大学までお越しください!

                http://biennale.tuad.ac.jp/








                | natsunosuke | 展覧会 | 00:07 | - | - | - | - |
                オープン。
                0
                  大学はここ2日間学園祭ということもあり、子供たちは走り回り、ご老人は作品に腰掛けるというとんでもない展覧会場となっています!スタートしたばかりだというのにすでに息が上がっており、次の展覧会に向けてもまったく照準も絞られず、各所にご迷惑をおかけしています…
                  どこかでしっかり休んで仕切りなおさなくては…

                  そんな中、やなぎみわさんと過ごした濃厚な2日間には本当に力をもらいました。疾走する姉さんを見てるとまだまだ頑張れる。

                  さてさて、そんな山形ビエンナーレですが、23日から「東北画は可能か?」のさらなる展覧がプラスされます。場所は東北芸術工科大学の芸術研究棟ギャラリー。7Fに入りきらなかった共同制作、主催者である僕と鴻崎正武さんの紹介、作品の背後のプロセスを紹介するアーカイブコーナー、ピックアップメンバー紹介は大野菜々子、渡辺綾などなど。7Fに負けない濃厚な展示になる予定です。

                  初めて芸工大に来られる方には、この広い敷地内のどこに行けばいいのか
                  分からないと思うのでアクセス情報のリンクを張っておきます。
                  三角屋根の本館1階にビエンナーレ総合受付があるので、まずはそこで情報ゲット!
                  本館7Fギャラリーの「三瀬夏之介+東北画は可能か?」、本館1Fの「ひじおりの灯」、芸術研究棟ギャラリーの「東北画は可能か?」アトリエ棟の「大学院オープンスタジオ」と周遊してください。
                  お待ちしています〜
                  http://biennale.tuad.ac.jp/access/




                   
                  | natsunosuke | 展覧会 | 00:06 | - | - | - | - |
                  山方へ。
                  0
                    多くの力を結集して最高の空間が仕上がった。
                    完成までのプロセスにおけるドラマは数知れず、偶然による空間構成の奇跡も数知れず。

                    今日、最後の最後に会場の掃除をしながら、僕はものすごく感動していることに気付いた。
                    疲れ過ぎて、やることが多過ぎて、ずっと続いていた感動にどうやら気付けてなかったらしい。
                    感動してるからには、僕はこの空間を批評する資格はない。
                    最高のこの場所は人々が充満してはじめて完成する。

                    山形でお待ちしています。




                    | natsunosuke | 展覧会 | 23:52 | - | - | - | - |
                    ハイ。
                    0
                      いよいよ泣いても笑っても明日が搬入最終日です!
                      朝から晩まできつい毎日ですが、準備期間が終わってしまうことが寂しいと感じる自分がいます。

                      連日の制作ハイと、そしてこれまでの取り組みが一気に形になる高揚感、この感覚は覚えがある。そうACACの一冬で感じたあの感覚だ。
                      まさか芸工大でこの感覚に包まれるとは思いませんでした。

                      さて麦酒!



                      | natsunosuke | 展覧会 | 00:37 | - | - | - | - |
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