奈良⇔山形

絵描き、三瀬夏之介の日々諸々。
螺旋。
0

     

    太田市美術館の展示が完全に終了しました。
    高橋大輔くんが僕の空間に配置した34点の絵は、内容もサイズも形式も、すべてが僕の絵とポリフォニックに呼応していて直すところは一つもありませんでした。多声的な大空間の中で一か所だけ二人の絵が重なっているところがあります。これも二人の描く螺旋が一点交わるところか。ぜひ会場で探してみてください。

     

    思いの外早く終わったので、前から行きたかった桐生の大川美術館まで足をのばす。
    私設美術館にある個性的な建築空間とオーナーの濃密な思いが相まって贅沢な時間を過ごせました。
    作家やってて、思いもよらなかった場所に誘われるのはひとつの醍醐味ですよね。今回は群馬と出会うことができました。

     

     

    さて2月5日は内覧会、2月22日には高橋くんとトークです。会場でお会いできたらうれしいです〜

    太田の美術vol.3「2020年のさざえ堂——現代の螺旋と100枚の絵」
    2020年2月6日(木)〜2020年5月10日(日)

    対談:絵画百態よもやま話
    出演:高橋大輔、三瀬夏之介
    日時:2020年2月22日(土)午後2時〜3時30分(開場:午後1時30分)
    会場:当館3階視聴覚ホール
    定員:80名(事前申込制)

     

    | natsunosuke | 展覧会 | 09:57 | - | - | - | - |
    令和の始まりに。
    0

      昨年最後のブログタイトルが「平成の終わりに」。ならば今回は「令和の始まりに」かな。

       

      今年は学部長としての任期の最終年ということで、少しは責任のある仕事に慣れてきたかなと。次年度からはまた違った役職でアートの可能性を東北から掘り起こしていきたいと思います。

       

      展示としては新美術館でのドマーニに始まり、佐藤美術館でのTOHOKU CALLING、念願の福音館書店から絵本出版、そして山形ビエンナーレ2020に向けた地道なリサーチ活動の一年でした。

      来年は、群馬、京都の美術館での展示が控え、そして山形ビエンナーレ2020の開催年です。

      オリンピックで湧くであろう首都圏から遠く離れたこの場所から、再び100ものがたりを紡いでいきたいと思います。

       

      昨年の夏に家族入りしたテツは元気に育ちに育ち6圓念堕蠅1歳。

      今年も多くの皆さんのお世話になりました。良いお年をお迎えください。

       

      | natsunosuke | 東北 | 00:06 | - | - | - | - |
      おにの神さん。
      0

         

         

        学生たちの素晴らしい動きにより、あっという間に展示が仕上がりました!

        本館1階のTHE WALLでは長沢明さんとの絵本の原画展、7階のTHE TOPではゼミ生石原葉の9年間の集大成、博士学位論文審査公開発表会が始まります!
        ぜひ山形まで!

         

         

         

        「三瀬夏之介、長沢明 出版記念原画展」
        会期:2019年12月16日(月)〜2020年1月24日(金)
        時間:9:00〜20:30
        閉館:土・日、年末年始12月25日(水)〜2020年1月5日(日)
        会場:東北芸術工科大学本館1階ギャラリー「THE WALL」(山形市上桜田3-4-5)

        トークショー
        日時:2019年12月20日(金) 17:10〜18:30

        会場:こども芸術大学 認定こども園
        タイトル:「絵描きが絵本を描くまで」
        登壇者:満名要大氏、岡崎俊基氏(福音館書店こどものとも編集部)、三瀬夏之介、長沢明

         

         

        「大学院芸術工学博士課程 博士学位論文審査 公開発表会」
        会期:2019年12月16日〜12月20日
        時間:10:00〜19:00
        会場:本館7階 THE TOP

        論文発表
        日程:2019年12月17日(火)
        会場:本館7階 THE TOP
        発表者 時間 テーマ
        ●石原 葉 9:00〜 
        絵画領域における視座の共有とシアトリカリティ
        ●小野木 亜美14:00〜 
        身体による「時間」の造形方法

         

         

        | natsunosuke | 展覧会 | 15:33 | - | - | - | - |
        日々。
        0

          ここ最近の出来事。

          「青野文昭 ものの、ねむり、越後山、こえ」@せんだいメディアテークはとんでもない展覧会だった。
          山形ビエンナーレの準備や、大学院レビューのいくつかの発表において、ファミリーヒストリーや個人史といった個別のものをどうすればその時代を代表できるような定型として獲得できるのか?といったことを考えていたので、青野さんと仙台は八木山という分かち難いローカルな関係がここまでの広がりを生むことに驚かされた。このような地域の掘り方があるんだ。1月12日までです。

           

           

          個人の制作も粛々と進めています。今は太田市美術館図書館のグループ展に向けて冬ごもりの準備を。新作も出品しますが、それだけでなく空間における絵のあり方という部分に主眼を置く取り組みになりそう。

           

          太田の美術vol.3「2020年のさざえ堂——現代の螺旋と100枚の絵」

          高橋大輔、蓮沼執太、三瀬夏之介、持田敦子
          会期: 2020年2月6日(木)〜5月10日(日)/82日間
          会場:太田市美術館・図書館 展示室1、2、3、スロープ、他
          開催時間:午前10時〜午後6時(展示室への入場は午後5時30分まで)
          休館日:月曜日(2月24日、5月4日は祝休日のため開館し、2月25日、5月7日休館)
          観覧料:一般300(200)円

          https://www.artmuseumlibraryota.jp/post_artmuseum/4084.html

           

           

          いただいた本もいくつか。

           


          弾丸で見に行った「青森EARTH2019 いのち耕す場所 農業がひらくアートの未来」の図録。こちらもとんでもなく素晴らしかった。立体的に展開された展覧会を丁寧なテキストや資料によって合わせて完成されたエキシビションだと思う。とくに、目次に載っていないボーナストラック遠藤水城さんと奥脇嵩大さんの往復書簡とも言えない、一編のテキストが最後に僕たちの心を攪拌させてアートはこれからも続く。

           

           

          「月と太陽の二重奏」は星野眞吾さんと奥様、高畑郁子さんの画集。僕が高校教師になって日々の業務に忙殺されていた29歳の時。20代も30代も関係ないとは思いつつも、やはり20代の最後に「星野眞吾賞」で大賞をいただいたことは作家活動を続けていく上でとても大きな勇気となりました。
          二人で一冊の素敵な造本です。

           

          | natsunosuke | 日常 | 13:50 | - | - | - | - |
          冗談者。
          0

             

            遅まきながらジョーカーを見てしまいました。
            未だ自分のどこにこれを格納していいのか解らない。


            ストーリーは、映画の想像力をもってしてこの最悪な人生をなんとかしてあげて!という願いもむなしく、事前に予想した通りの悪夢として予定調和的に進んでいく。

             

            僕が美術部に入り、芸大にまで行き、美術教育の現場に足を踏み入れたのは、大げさに言うと世界と自身とのズレのようなものがあって、伝わるかどうかも解らないイメージの理想のようなもの、それをこの心からグワッとつかみ出してみんなに提示したいという誇大妄想的な欲望からスタートしていることは間違いない。
            そう、理解できない人には笑えない冗談のようなもの。

             

            口角を上げること、場違いな笑いは抑圧された感情の表出であり、本当の意味で笑うために芸術を選んだのではなかったか。それを思い出した。

             

            この映画を、何も失うもののない「最強の人」の人のメタフィクションであると片付けることはたやすい。最後の場面で「すべてが妄想だったかもしれない」という余韻を残してくれたことがまだ救いだという地獄。
            ジョーカーが誕生したのはどのタイミングか、自身がどこまでが倫理的に許せるのか、それを判断するリトマス試験紙としてこの映画は表現者一般が考えなくてはいけない問題を含んでいる。

             

            最高のコメディはいつも破壊的だ。

             

            | natsunosuke | 芸術 | 09:50 | - | - | - | - |
            おにの神さん。
            0

              はじめて担当編集者の満名さんと会ってから早5年。

               

              一枚で完結させる絵画と違い、文字が入り、ページがくられ、時代考証にも配慮し、文章の岩城範枝さんとも意見交換しながらようやく形になりました。描きながら絵本作家に憧れていたことを思い出した。

               

              もうすぐしたら大手書店に並びます〜

               

              https://www.fukuinkan.co.jp//

               

               

               

              | natsunosuke | お知らせ | 12:30 | - | - | - | - |
              雷飛龍権現。
              0

                 

                山形ビエンナーレ2020でも同じくタッグを組む宮本晶朗さんと大江町の風神雷神に会ってきました。

                教育委員会文化課の方々は前回の展示を見ていただいていて話が早い。
                新たな展開として提示していきたいと思っています。
                その後、雷神社にも訪れたのですが、もうようやく立っているという状況のお堂。
                本尊がいなくなったお堂ですが、草刈りは丁寧にされていました。
                この神社や地域についてのさらに丁寧なリサーチを今後も進めていきます。
                | natsunosuke | 100ものがたり | 18:17 | - | - | - | - |
                九州。
                0

                   

                  佐賀大学美術館にお呼ばれして九州に行ってきました!

                  田舎が愛媛だったのでお近くまでは毎年行っていたものの、実際の上陸は初めて!

                  人々の言葉や振る舞い、街の雰囲気もワイルドで久しぶりに西の空気を身体中に取り込む刺激的な時間でした。

                   

                   

                  まずはずっと行きたかった福岡アジア美術館に直行。複合ビルの最上階にあり夜8時まで営業。

                  コレクション展とても良かった。う〜ん、ここで「東北画は可能か?」をやりたい。

                  福岡から1時間ちょっとですぐ韓国、街を歩いていても観光客を含む多くの外国人たち、僕の知らないアジアの玄関口がここにありました。

                   

                   

                   

                   

                  熊本にも行ってきました。たまたま見れた大竹伸朗のビル景に早く帰って絵を描きたい衝動を注入される。

                  九州って特急を使えばどの都市にも手軽に行けるいい感じの距離間で、しかも各都市がとても個性的。

                  夜には九州に住む友人たちと楽しい時間を過ごしました。

                   

                   

                   

                  太宰府も良かったな。

                  奈良生まれの僕は、典型的な観光地や大寺院を中心に発展している都市に郷愁を感じる。

                   

                  どこを中心と設定するかによるけど、山形から東京まで新幹線で3時間でこれが近いか遠いか。

                  熊本や佐賀からはまず福岡が大都市としてあり、そこから東京まではだらだらと長い本州が続く。実際電車に揺られて体感してみると、東京までの心理的、物理的距離感は東北よりもあるのではと思わされた。これなら東京をスキップして海外へ出るか、自身の住まう場所を豊かな場所に改造し自足するか。

                  とにもかくにも一度は住んでみたいと思わされる場所でした。

                   

                   

                  佐賀大学美術館では若く優秀な先生方と有意義な意見交換と熱き未来を語る夜でした!

                  今後もよろしくです!

                   

                  | natsunosuke | 旅行 | 11:52 | - | - | - | - |
                  TOHOKU CALLING
                  0

                    あの空間にとんでもない量の作品が入り切りました!

                    展示設営はまるでアスリートのように走り切る二日間でした。

                     

                    ゴールデンウィークは佐藤美術館での「TOHOKU CALLING」へぜひ!
                    美術館ですが本展覧会は入場無料!

                    最寄駅は信濃町駅です。駅改札を出て慶應義塾大学病院の門からみて左手にある道を進んでください。左手に建設中の国立競技場を見ながら下って行くと左手に佐藤美術館が見えてきます。

                     

                    会期中は出品者の多田さやかが自身のアトリエのように公開制作をしているのでお気軽にお声掛けください〜

                     

                    □会期 2019年 4/20[土] 〜5/1[水]
                    □時間 10:00〜17:00(金のみ19:00)
                    □入場料 無料
                    □場所 佐藤美術館
                    □住所 〒160-0015 東京都新宿区大京町31−10

                     

                     

                     

                    | natsunosuke | 東北 | 11:01 | - | - | - | - |
                    こさえること。
                    0

                      先週末は山形県長井市で「地方で絵を描く」と題したトーク。

                      日本美術史を体現している東京国立近代美術館とカッティングエッジに海外を向いてる森美術館のキュレーターが東北の片隅で語り合いました。
                      土地とどのように関係を結ぶのか?いや土地とは背を向けて引きこもれる環境だからこそ地方なのか?
                      答えのでない話は結局その作家の実践として形づくられてくるのでしょう。その土台としても終わりのない議論は続きます。

                      千葉からやって来た松崎綾子さんの個展は必見です!

                       

                      松崎綾子 個展「木をみて森をおもう」
                      会期:2019年3月7日(木)〜24日(日)
                      時間:9:00〜17:00
                      会場:白鷹町文化交流センターあゆーむ
                      住所:山形県西置賜郡白鷹町鮎貝7331

                      http://event.ayu-m.jp/post/event/626/
                       
                      会期:2019年3月15日(金)〜17日(日)、22(金)〜24日(日)
                      時間:11:00〜16:00
                      会場:旧芳文社工場 Kosyau
                      住所:山形県長井市十日町1−9−2−1
                      主催:LLPアメフラシ

                       

                       

                       

                      トークの後は彼女のパートナー村上滋郎くんの長井ブルワリークラフトマンへ。
                      山形の清らかな水をベースになんと、ひょう、くきたち、きなこの三種類の味わいのクラフトビール!

                       

                       

                      すっかり若社長の風格のジローちゃんです。

                       

                       

                      絵も描く、家具もつくる、デッサンも教える、ホウキもつくる、ビールもつくる。ないからつくる、なくなるから受け継ぐ。とても自然な、でも手間暇のかかる豊かな生活をここ長井で多くの若者たちがおくっていました。

                      夜はそんな彼らの拠点である元印刷工場をリノベ中の「こしゃう」で芋煮に馬刺しにクラフトビールという贅沢。

                       

                       

                      彼らの活動は4月の「TOHOKU CALLING」佐藤美術館で大々的に紹介します!

                       

                       

                      次の日は一路鶴岡へ。教え子だった渡辺綾が勤め先だった鶴岡を離れるということで一区切りの個展を開催中でした。
                      働きながら作り続ける困難とほんと君はぶつかっかたね。これから新天地での活躍も期待しています!

                       

                      | natsunosuke | 東北 | 15:10 | - | - | - | - |
                            1
                      2345678
                      9101112131415
                      16171819202122
                      23242526272829
                      << February 2020 >>
                      + RECOMMEND
                      + RECOMMEND
                      + RECOMMEND
                      + RECOMMEND
                      + RECOMMEND
                      + RECOMMEND
                      + RECOMMEND
                      + RECOMMEND
                      + RECOMMEND
                      + RECOMMEND
                      + SELECTED ENTRIES
                      + CATEGORIES
                      + ARCHIVES
                      + twitter
                      + MOBILE
                      qrcode
                      + LINKS
                      + PROFILE